2011年8月5日~12日(月) 岩手県宮古市でボランティア活動を行いました。
今回の活動拠点として宿泊や活動先の紹介などコーディネートをしていただいたのは、日本基督教団宮古教会に拠点をおく盛岡YMCA宮古ボランティアセンターです。
参加者は、学生8名(4年次生5名、3年次生1名、1年次生2名)と、教職員3名でした。

最終日。お世話になった宮古教会前で

1日目のオリエンテーションで、3月11日の津波の映像(宮古市役所職員が撮影したもの)をみました
津波が何度も押し寄せるさまを30分間にわたって撮影したものです。真っ黒な海水が堤防を越えて、車や家を壊しながら町をのみこんで行くさまの一部始終には、何度見ても言葉を失ってしまいます。

活動先への出発前、必要物品を確認している二人

側溝のへどろと大きな石を掘り出し、土嚢袋に詰めます。へどろは、真っ黒で、重くて、臭いもきついです

天井の修理をする「トーマス」さん。大阪府から参加していた方です。

大切な本の泥を落とす作業も。一度海水に浸かってしまった本、こびりついた泥を落とすためでも、もう一度水をつけるのは辛い、とのことを伺ったので、乾いたタオルと歯ブラシでやさしく拭いています。

土嚢やがれき=思い出の集積所です。このような巨大な山が、被災した市や町にはいくつもあるときき、衝撃を受け、ただただ絶句した、と学生たちは口々に言っていました。

お手伝いさせていだいた家の方と。震災当日のお話しや、宮古市のこと、生活のことなどたくさん話しをきかせてくださいました。「震災当日は、たまたま自転車で遠くに行っていた。もし当日ここにいたら、好奇心旺盛なわたしだったら津波を見に行って命をおとしていただろう」と、ふっきれたような笑顔で、話してくださいました。ふっきれて、いるはずはないのに。

シアトルからリサさん。教会の庭のへどろかきを一緒にしました。

国内有数の景勝地、浄土ヶ浜にも連れて行っていただきました。
サッパ舟に乗ると、ウミネコがヒッチコックの映画「鳥」のように集まってきて、少し恐ろしかったけれど、日本の「青の洞窟」の美しさもすばらしいものでした。観光客も少しずつ戻ってきているそうです。若いスタッフはみな親切で、笑顔がまぶしかった。

盛岡YMCA宮古ボラティアセンターのモモタロさん。
平日は早朝から「ペタンク」で市民のみなさんと交流し、その後「みどりのおじさん」に変身して、子どもたちの安全を守ります。「おにいちゃんは元気か?」「お、新しいカバン買ったんだな」「気を付けていってこいよ!!」震災直後からずっと、宮古市に拠点をおいて市民の生活に入りこんで支援活動を継続していることが、すぐに理解できました。インフォーマルサービスとしての重要な役割を果たしていらっしゃることが実感できる瞬間でした。
教会の礼拝堂をお借りして寝袋での寝泊まりでした。入浴は、被災してもすぐに営業を開始した銭湯(福島湯)。そして大切な教会を、私たちボランティアに貸してくださり、食事づくりなどさまざまに支えてくださった信徒のみなさん、出会うたび、遠くからよく来てくれた、ありがとう、と声をかけてくださった宮古市のみなさんに心から感謝します。